メドピアは、2023年5月11~13日の3日間にわたって開催されたRubyKaigi 2023にて、Platinumスポンサーとしてブース出展も行いました。前編では今回の出展における数値実績を主にシェアしましたが、後編では、より良い出展にするために様々なトライをした結果、やって良かったことをご紹介します。
協賛のゴールと背景
メドピアの採用広報チームは、エンジニア採用ブランディングにおいて「『Rubyといえばメドピア』とWebエンジニアに想起してもらえるようにする」ことを合言葉にして、広報活動に力を注いでいます。そのゴールに対してRubyKaigiは大きなインパクトを持つイベントであり、今回は「RubyKaigiでとにかく存在感を出す!」ということを念頭に協賛企画を実施しました。
トライして良かったこと4選
ここでは、出展コンセプトとして意識した2点、ブースオペレーションの工夫の観点で2点の計4点を"トライして良かったこと"として紹介したいと思います。
―出展コンセプト
- 参加人数の多さを活かして全員が広告塔になる
- 現地でもオンラインでも場所を問わず接点を作れるよう、Twitterを活用する
―ブースオペレーションの工夫
- WebリンクへのアクセスにNFCタグを活用する
- 案内事項には英語を併記
メドピアからの参加人数は30名超え!過去最多の大所帯でした。
協賛プランはPlatinumスポンサーとして、ロゴ表示やCM放映などの宣伝に加え、ブース出展も行いましたが、その中で上記を意識しながらアピールを図りました。
出展コンセプト
1. 全員広告塔作戦
会場内では、メドピアのエンジニアメンバー30名が、メドピアのコーポレートカラーである緑色を全面にあしらった①Tシャツ、②どんなノベルティもPCも入れられる大きなバッグ、③「Rubyだいすき」をアピールできるメドピアのロゴ入りのうちわを装備して活動していました。
メドピアは参加社員が30名超おり、単純に目に触れる数が多かったはずなので、会場内はRubyKaigi 2023のテーマカラーとメドピアコーポレートカラーで会場占拠率を戦うと良い勝負?になったのではないでしょうか。「メドピアさん、人数が多くないですか?!」と驚きの声を複数いただいたりと、アナログながら最もインパクトを強められた作戦だったと思います。
2. Twitterを活用したブース出展
ブースでは、「Rubyistにお酒が飲める人はどれくらいいるのか?」というテーマで、簡易のアルコール体質試験パッチを配布し、お酒との相性をセルフチェックしてもらえる企画を実施しました。
前編で詳しく紹介しましたが、600枚の試験パッチが3日目のお昼で配布完了してしまったほど、多くの方にメドピア・ブースに来場してもらうことができました。
▲RubyKaigi 2023 スポンサーブース探訪 より許可をいただき画像を引用
ブース来場者の方には以下の手順で企画に参加してもらいました。
- Twitterアカウント「メドピア採用担当みどり&ひろこ」をフォローして、アルコールパッチテストにトライする
- 時間経過によって肌の色の変化を観察し、体質を判定する
- 判定結果を投票ツイート上から回答する(できればリツイート)
- 投票した画面をブースで見せると、ノベルティの大きなバッグがもらえる
プラスアルファとして「Twitterで会期中毎日出題しているクイズに回答すると、日替わりのノベルティがもらえる」といった企画も実施。
企画会議の場で出た、「現地参加者も、配信視聴型の参加者も、逐一Twitterは見ているよね」という声を参考に、Twitterでつながりを作りながら、ブースコンテンツをお楽しみいただけるように企画しました。
ここまでTwitterと連動した企画に挑戦したのは初めてでしたが、結果、来場者の方々との接点が非常に増え、企業認知やブランディングの効果検証の指標にもなったという点においてもトライしてとても良かったです。
とくに効果検証の観点では、TwitterのRT数や投票数はリアルタイムで確認でき、かつ定量的な記録としても残るため、ブースコンテンツの評価指標になりました。
アルコールパッチテスト集計用投票ツイート
日替わりRubyクイズツイート
前編で示したとおり435名の方にフォローしていただき、ノベルティのバッグは300名の方にゲットしてもらうことができました!
参加手順や運営オペレーションはやや複雑でしたが、ツールを使いながら効率化を図り、今後に活かせるTipsも生まれました。その一部を次にシェアしたいと思います。
ブースオペレーションの工夫
3. WebリンクへのアクセスにNFCタグを活用
ブース来場者の方へWebリンクへのアクセスを促す際、QRコードと併用でNFCタグを使いました。
iPhoneでは標準的に、Androidでは設定次第で使用可能ですが、NFCタグに端末をかざすだけで、指定のリンクがスマホ画面内にバナーで現れます。
▲端末をNFCタグにかざしている写真を撮り損ねたため、イラストを含むイメージ図となっております(汗
カメラアプリを起動せずにかざすだけでリンク誘導ができるため、対面案内の場では優れもののNFCタグです。実際にブース来場者の方の対応負荷を軽くし、時間効率化に寄与した点でとても活躍していました。
メドピアブースでは案内パネル上でQRコードと隣り合わせでNFCタグを配置しましたが、QRコードより視覚的にコマンドがわかりにくく認知度も低いためか、NFCタグに関しては口頭で案内をしてからお試しいただく流れがほとんどでした。
しかし試してみると「早い!便利!」と良い反応をいただくことが多かったため、今後も活用を考えています。
ちなみに費用も、シール型のNFCタグが10枚入りで1,500円程度と比較的安価です。
4. 案内事項には英語を併記
重要な案内事項には現地ブース、オンライン両方の動線で全て英語を併記しました。来場者の方が話す言語に関わらずブースコンテンツが楽しめるように、そして案内する私たちも誰でも対応できるようにするために英語の併記は必要だったと感じています。
▲ちなみに英語はDeepLとChatGPT、英語ネイティブの社員にも監修してもらいました
振り返ってみて
以上のように、RubyKaigi 2023を私たちなりに振り返り、トライして良かったことを4点ご紹介しました。
企画参加フローにTwitterをフル活用してみたことや、ブースオペレーションの工夫などのGoodポイントを主にご紹介しましたが、次回より良い協賛にするための伸びしろも見つめ直すことができました。
🙋🏻登壇の場にもどんどん出よう
協賛のゴールとしていた「RubyKaigiでの存在感を出す」「企業名を知ってもらう」という点で言えば、メドピアからスピーカーが増えていくことこそが最も良い手段です。今回、登壇は挑戦できませんでしたが、社内の振り返りで「つぎは登壇しよう!」「登壇したいね!」といった声も上がり、今後大小様々なイベントで積極的に登壇慣れしていこうという意識が高まりました。次回チャレンジしていきたいと思います!
来年に向けて意気込みは十分です。
今回の協賛やブース出展を通してつながることができたRubyistの方々とも、続けて来年もお会いできることを楽しみにしております!
【前編】メドピアのRubyKaigi 2023 ~速報実績お見せします~