「“はみだす”ことを厭わない」というCredoを掲げるメドピア。自分の役割のみに固執せず、チームで目的を達成するために、日々、意見交換をしています。
今回は、未経験からサーバーサイドエンジニアとしてメドピアに入社した金城 秀希さんにお話を伺い、メドピアで働く魅力や今後の目標を教えてもらいました。
金城 秀希 集合知PF事業部 開発部 ヤクメド開発グループ(@golden_castle_h)
キャリアチェンジを後押しした“ユーザーの声”
ー本日はよろしくお願いします。まずは、現在のお仕事内容を教えてください。
調剤支援グループに所属し、『ヤクメド』という薬剤師向けのコミュニティサイトのサーバーサイドエンジニアをしています。
PMを中心に決定したサービスや機能開発を、チームのメンバーとして遂行する仕事です。その中でも、メール送信やセミナー機能の改修などにメインで携わっています。
ー金城さんは入社前はどのようなお仕事をされていたんですか?
2018年に新卒で入社したのが、タイに拠点を持つ精密機械部品メーカーです。学生時代に留学したタイがとても魅力的な国だったので、「タイ語のスキルや国際感覚を活かした仕事がしたい」と考え就職しました。
当時は、営業担当としてタイの工場とやりとりをしたり、企業に自動車向けの手のひらサイズモーターを販売する仕事をしていました。
ーもともとはITエンジニアに直接関係のないお仕事だったんですね!営業からエンジニアを目指すきっかけになるような出来事があったんでしょうか?
きっかけは、自主制作した『タイ語の読み方を学習できるiOSアプリ』をリリースしたことです。
留学をしていた頃の私は「タイ語を読めるようになりたい」と頑張って勉強していました。しかし、その難しさに愕然としたんです(笑)。
例えば、日本語であれば「あ」という文字が決まれば「a」と読むと決まっていますが、タイ語は上下左右の記号によって変化し、何通りもの読み方があります。
教科書なども読み漁りましたが、なかなか読めるようにならなくて…。私自身、タイ語の読み方をクイズ形式で出してくれるアプリがあるといいのに、と留学生時代に思っていました。
それから2年、すでに営業職の仕事に慣れてきた頃でしたが、ふとそんな思いが再燃してアプリの作り方を調べ始めたんです。
▲詳しい開発エピソードは金城さんのブログで公開中
アプリの作り方を調べ始めた当初はプログラミング経験はほとんどなく、地元の沖縄で1週間ほどプログラミング体験コースに参加した程度でした。
ですが、実際に制作を始めてみると楽しくて!自分が作ったアプリが世に出ることを想像して、眠れなくなるほど興奮したのを覚えています。休日はもちろん、平日も朝や夜、通勤途中など仕事以外の時間はほとんど開発に費やしていましたね。
リリース後は、ユーザーさんからのたくさんのレビューがうれしくて、毎朝チェックしていました。自分が作ったものが誰かの役に立っている・・・。このときの経験が強烈で「こんな体験を本業としてできたらどれだけ素晴らしいだろう」と思い、エンジニアへの転向を決意しました。
▲タイ語を真剣に学びたいユーザーから高評価
▲個人でのアプリ開発がキャリアチェンジの転機になった
転職に掲げた5つの軸。高いレベルでマッチした「メドピア」
ーエンジニアとしてのキャリアをスタートさせる場所としてメドピアを選んだ理由を教えてください。
私は転職にあたって、会社の成長が数値で見えているかといった客観的な指標や、事業内容に共感できるかといった働く上で大切にしたい価値観のほか、早期にエンジニアとして成長するために、どんな経験ができる場所なのかを特に重視して企業選びをしていました。
転職時に掲げていた「企業選び」5つの軸
ー事業内容への共感も大切にしていたとのことですが、医療の分野には関心があったんですか?
私自身は「趣味や娯楽のニーズを満たす」というよりは「これがあったら何かしらの問題が改善する」というサービスほど打ち込めると感じています。個人で開発したタイ語のアプリも、自身が苦労したことを解決したい、すなわち「誰もが簡単にタイ語の読み方を学習できるようにしたい」と考えていました。
その点で、メドピアが「人々の生活になくてはならない」分野を支える事業を展開していることは大きかったです。
ー社会貢献性の高い事業に携わりたいという思いがあったんですね。企業選びのポイントとして、やはり技術選定の部分も重要だったんでしょうか?
そうですね。どんな技術を使って開発ができるかはもちろん重視していました。メドピアの技術スタック一覧にはモダンな技術が並んでいて、常に新しい技術を試しながら、スピーディーに取り入れている文化が魅力でしたね。
技術をアップデートしながら、開発に向き合える環境はエンジニアとしての成長を加速させてくれると思いました。
ー技術選定以外の点で、メドピアなら「成長できる」と思えた部分はありましたか?
エンジニアの業務の幅広さを感じました。メドピアでは、現場のエンジニアもコードを書くだけではなく、サービスや企画についての議論に参加できます。
良いサービスを生み出すために、さまざまな職種のメンバーが多角的な視点で意見交換をする。そんな仕事の進め方が理想的でした。
メドピアは、私が掲げていた理想の軸が高いレベルでマッチしていたんです。
最初はわからないことだらけ。周囲の高い技術力や豊富な知識に救われて成長してきた
ー入社後はどのような開発に取り組んだのでしょうか?
2020年5月に入社してからの2年間、ライフログプラットフォーム事業部に所属し、4つの歩数計アプリを開発してきました。
入社当初はわからないことだらけでしたが、いつでも質問できるSlackチャンネルを作ってもらったり、毎週の1on1やエンジニア定例会で話を聞いてもらったりして、なんとか仕事を進めてきました。
特に印象に残っているのは、多要素認証を複数のサービスに導入できる形で、ライブラリとして開発したことです。理解すべき要素も多く、当時の私には大きな挑戦でしたが、ここでも先輩のアドバイスやレビューに支えてもらいました。
▲Rails Engineを使用した多要素認証ライブラリ作成について書いたブログ
ー周囲のサポートやアドバイスを受けながら、少し難しい業務にも挑戦してきたんですね。
そうですね。社内に豊富な事例があり、それらがエンジニア同士で共有される場があることがメドピアの良いところだと思っています。
例えば、大きな1つのアプリを運営する状態だと「他のサービスはどうなのか?」と事例を調べなければいけません。そういった場合、どのように調べればいいのか困ることも多いのですが、メドピアには規模も技術も多種多様なサービスがあるので、参考にできる事例が多いんです。
加えて、それぞれの分野に精通した人がいるので、全体的な技術レベルも高くて、すごく刺激になっています。
ー視座の高いメンバーに囲まれると、自分も成長しようと思いますよね。金城さんから見て、メドピアにはどんな人が多いと感じますか?
誠実で謙虚なエンジニアが多いと思います。レビューの際も物腰が柔らかいのですが、ただ優しいだけではなく良いものを作っていくという熱量はメドピア“らしさ”を表しています。
メドピアには、自分の役割は「ここまで」と壁を作る人はいません。
提案を歓迎してくれる雰囲気に満ちていて、企画・デザイン・実装というフェーズごとに担当が異なっていたとしても、互いに意見を出したり、助け合ったりと議論が活発です。
目的の背景を知り、効果的な方法を徹底的に調べる
ー議論ができることは、金城さんが求めていた環境でもありますね。金城さんがパフォーマンスを発揮するために心がけていることはあるんでしょうか?
一つは、背景をきちんと理解することです。
本質的な解決策を導くためには、課題の背景を読み取る必要があります。問題に向き合う時には「どういう手段を使うか」という話になりがちですが、本当に大切なのは「何を実現したいのか」です。
目的や課題を明確にした上で、効果や工数の面で最良の手段を検討するように心がけています。
もう一つは、納得できるまで調べることです。
よくわからない挙動になった時、検索した情報でうまく動くこともありますが、そこで終わってしまうと次につながりません。必ず、動くようになった理由まで調べるようにしています。
ー最後に、金城さんの目標を教えてください。
まずは、担当している『ヤクメド』の薬剤師向けセミナー機能の改修を成功させることです。これは、会員獲得や売上への寄与を目指す企画なので、しっかりと進めていきたいです。
そして、エンジニア視点だけでなく、事業的な観点やユーザーの視点を持った課題の発見と改善を繰り返し、サービスをグロースさせたいと考えています。サービスの成長に伴って、売上拡大に貢献できるようになりたいです。
私は業務未経験からエンジニアに転職しました。だからこそ、“わからない”ことを一通り経験してきた自負もあります。その経験をメンバーの課題解決にも活かしていきたいですね。
チームで目的を達成するという熱意と、徹底的に技術を追求していく姿勢から「メドピアのエンジニアらしさ」を感じました。金城さん、ありがとうございました!
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