つくるのは、ヘルステックのプラットフォーム。というTechMissionの基に、ヘルスケア領域でサービス開発に邁進するメドピア。その成長を支えるRuby on Railsエンジニア2名が、「メドピアでエンジニアをしていることで得られた達成感」をテーマに語りました。
平川 弘通 エンジニアマネージャー(@arihh)
福本 晃之(@terry_i)
ーー本日はよろしくお願いします。まずお二方の経歴を踏まえた自己紹介をお願いいたします。
平川:私は現在、EM(エンジニアマネージャー)をしています。グループ戦略室で退院支援サービス『YoriSoi Care』、ライフログプラットフォーム事業部で味の素様との共同事業である歩数計アプリ『aminoステップ™』などを担当しています。
1社目はSIerに勤めており、2社目、3社目でSNSやソーシャルゲームの開発に携わった後、4社目でメドピアに入社しました。
メドピアを知ったきっかけは、既に働いている知人からの紹介でした。会社が大きくなっていくフェーズで事業成長の過程を経験できそうだなと思いました。また、選考を通してCTOを始めとしたメンバーと話をし、皆さんの素敵な人柄にも惹かれ、入社を決意しました。
福本:私はエンジニアとして、株式会社フィッツプラスの予防医療プラットフォームのシステム開発をしています。
私も平川と同じSIerからキャリアをスタートさせ、メドピアは3社目になります。入社理由としては、優秀なエンジニアが多くいると感じたからです。私はメドピアに入社する前から、エンジニアのRubyコミュニティ(Gotanda.rb)を運営しています。そのコミュニティでメドピアのエンジニアと知り合いになったことをきっかけに魅力を感じ、入社を決意しました。
仕事で感じる達成感・やりがい
ーー今回は「メドピアの仕事で達成感を得られた瞬間TOP3」というテーマで色々とお話できればと思います。甲乙つけがたいとは思いますが、まず第3位をお聞きしたいです。
福本:第3位は、「ユーザーから喜びの声をいただいたとき」ですかね。
私の担当する予防医療領域の特定保健指導に関わるサービスはB to B to Cのビジネスです。普段、われわれがコミュニケーションを取る「顧客」は健康保険組合の方なのですが、実際にサービスを受ける「ユーザー」は健康保険組合に加入している方です。システム開発をしている私にはユーザーの声が直接届きにくい環境ではあるのですが、サービス利用者から「痩せました!」「実際に食生活を改善できました!」という感謝を含んだコメントを頂けた時は、自身の開発業務を通じて提供できた価値があるのだなと嬉しくなります。
平川:私は福本とは少し違う視点なのですが、コミュニティで知り合ったエンジニアにメドピアを紹介したら実際に入社してくれたことが嬉しかったです。
福本:それは確かに嬉しいですね。
平川:社外のコミュニティで知り合ったエンジニアにメドピアの話をしたら興味を持っていただき、「社外の仲間」から「同じ組織の仲間」へと変わるのは嬉しいですよね。
福本:ユーザーから喜びの声をいただいたとき
平川:メドピアに仲間が増えたとき
ーーお二方とも違う意見が出て、非常に興味深いです。続いて、第2位を教えていただけますか。
福本:第2位は「問題解決の引き出しが増えた」瞬間です。メドピアでは、チームの枠を越えて他のリポジトリを見られるのはもちろんですが、PRの振り返り会などで情報共有をする場もあったりします。
私は性格的に他プロジェクトのコードレビューをしたり、設計や仕様などを見るということが好きなので、色々と興味深く見て勉強しています。そのためレビュワーとして「この人はこうやっていた」というベストプラクティスをインプットする機会が多くなるので「問題解決の引き出し」が自然に増えます。増やした引き出しによって、メンバーの開発力の向上に寄与するコメントができた時は格別ですね。
平川:福本と重複するかもしれませんが「課題解決できた瞬間」ですかね。
例えば、これまで人力で手作業で1時間かかっていた業務に課題を感じ、それをシステム化することで5分に短縮できただけでも、メンバーからは思った以上に嬉しい反応が返ってきます。その瞬間は「よっしゃ!」と心の中でリアクションをしています(笑)
こういった生産性向上の取り組みが、会社や事業全体の推進にも間接的につながるので、どんな小さな課題解決であっても積極的に進めようと思っています。
福本:問題解決の引き出しが増えたとき
平川:課題解決できたとき
ーーご自身だけではなく、他メンバーのことを想う姿勢が素敵ですね。では最後に、第1位を教えていただきたいです。
福本:複雑なオペレーション・依頼をシステム化し、その後問題なく運用されて、価値が提供されているのを見たときですね。
予防領域のシステム化は発展途上な部分があるので、まだ世の中にデファクトスタンダード...要は正解らしいものがありません。そのため、自身で答えだと思えるものを探し出す姿勢が求められます。大変なところではありますが、私の実装や課題の解決方法が良いものだったのでは、と感じられるのが一番嬉しい瞬間だったりします。
中でも印象的だったのが「特定保健指導制度の複雑な業務をシステムに落とし込んだとき」です。
指導対象者の生活習慣の改善のために適した管理栄養士を、場所や日時に応じてアサインする業務なのですが、これまで非常に煩雑かつアナログな仕事でした。これを全てシステム化できたことは非常に達成感があり嬉しかったですね。
平川:私は、やはり自分が関わったサービスがリリースされたときですかね。メドピアはアプリの数も多く、これまでいくつかのリリースに携わってきました。大変である一方、リリースに至ったときは「やってよかった」と他に変えがたい気持ちになりますね。1回目のリリースは今でも鮮明に覚えています。
ーーお二人から、様々な課題に全力で向き合う姿勢を感じることができました。
第1位
福本:複雑な業務をシステム化し、運用されたとき
平川:サービスをリリースしたとき
メドピアで達成感を得られたBest3
順位 | 平川 | 福本 |
1位 | サービスをリリースしたとき | 複雑な業務をシステム化し、運用されたとき |
2位 | 課題解決できたとき | 問題解決の引き出しが増えたとき |
3位 | メドピアに仲間が増えたとき | ユーザーから喜びの声をいただいたとき |
エンジニアが働きやすい環境を作り、医療領域の「デファクトスタンダード」を目指す
ーーここからはもう少し「未来」に焦点を当てたいと思います。現在お二方がやりたいことや、挑戦したいことなどはありますか?
福本:私は「予防医療領域のデファクトスタンダードを作っていきたい」と考えています。私が関わる予防医療領域の世界は正解がなく、そもそも価値の定義もされていない、というのがほとんどだと思います。そんな中で、自分たちが予防医療×ITの領域をリードし、先駆者になっていきたいと思います。そのために目の前の複雑な課題に、1つ1つ真摯に向き合っていきます。
平川:私はマネージャーの立場として、更にエンジニアが働きやすい環境を作っていきたいです。新型コロナウイルスの影響もあり、メドピアではリモートワークが長く続いています。新しく入社してくれたメンバー同士の繋がりが弱いと思うので、楽しんで働ける環境整備をしていきたいと考えています。
ーーありがとうございます。ちなみに、今はどのような取り組みを行っているのですか。
平川:任意参加で、オンラインでのランチや飲み会を定期開催しています。また、2013年から実施していた勉強会もオンラインへ形を変え継続し、メンバー同士が情報を共有する場も作っています。
福本:今以上にコミュニケーションの頻度を増やしていきたいですよね。新型コロナウイルスが広がる以前は平日に開発合宿などをやっていました。リモート入社をした半数以上のエンジニアが経験していないと思うので、リモートという形でもやりたいですよね。
平川:そうですね。なんらかの形で実現したいですね。
ーーオンライン開発合宿、素敵な取り組みになりそうですね。
「共に会社をつくる」メドピアのエンジニアの姿とは
ーー最後になりますが、どんな人と働きたいと思いますか。
福本:「自分の意見を持ち、物事を進められる人」かと思います。予防医療におけるシステム開発はまだまだこれからで、手探りで進めていかなければならない部分も多いです。メドピアはまだ手探りの段階の開発が多く、ベストプラクティスが多くはありません。「もっとこうした方がいいのではないか」という考えを持った上で、それを他者に伝えたり、考えを実現して仕事を前に進められることができる人が多いのではないかと思いますね。
自発的に行動するエンジニアが多く、事業視点から開発を進める楽しさもあります。「共に会社を作っていきたい」と思ってくださる人がマッチしそうです。
平川:「HRT(謙虚・尊敬・信頼)」という、開発チームとして大事にしているスタンスがあるのですが、それを実現できる人ですね。
メドピアのエンジニアは勉強好きが多く、経験年数問わず互いに切磋琢磨し、技術スキルを磨いている人が多い印象です。文字通り謙虚に、互いに尊敬し信頼し、技術力を上げていきたいです。お互いを尊重できる文化は継続していきたいですね。
福本:確かに皆に「HRT」の意識が浸透しており、やさしい雰囲気ですよね。助言もしやすいですし、この環境は維持していきたいです。
ーー主体性を持ち、「HRT」の意識をもって物事を推進していくのが大切ということですね。ちなみに、他の企業にはないようなメドピアの魅力はありますか?
福本:個人的には「色々なRailsを見ることができる」点ですね。メドピアは本当に多角的に事業展開しています。それだけでなく、全て規模感・ビジネスモデルも違っています。例えば、to C向けのモバイルアプリのAPIとして使っていたり、to BのWebアプリケーションの管理画面として使っていたり…などですね。
また、各システムで年季の入り方が違っていたりもします。前述したように社内での情報共有が盛んというのもありますので、メドピアなら「いろんなRailsのプロダクトを知ることができる」というのはあると思います。ですので、様々なRailsの使用法を試せますし、前述したように社内での情報共有が盛んです。
平川:福本の言う通りB to C、B to B問わず様々なビジネスモデルを展開しているので、色々な規模やフェーズの開発を学べます。社内での成功事例を元に「将来この事業はこう伸びていくと予測できる。だからこういう設計にしよう」という気づきも得られます。技術力はもちろんのこと、事業成長を見据えた設計などの事業開発スキルも身に付くのではないでしょうか。
エンジニア組織の雰囲気、価値観などがわかりやすく伝わってきましたね。事業成長を見据えた視点で働かれている、そんなお二人の視座の高さに身が引き締まりました。
平川さん、福本さん、ありがとうございました!
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