【SRE】技術のキャッチアップとコミュニケーションが生命線。エンジニアが心がけていることを聞いてみた

【SRE】技術のキャッチアップとコミュニケーションが生命線。エンジニアが心がけていることを聞いてみた

メドピアグループでは、Webサービスからネイティブアプリまで多様なサービス形態の事業を展開しています。各サービスの成長に伴い、特に信頼性が求められるフェーズにある今、インフラ構築・運用や開発プロセスの改善により組織を支えるSRE2名にお話を伺いました。メドピアを選んだ理由から、エンジニアとしての習慣まで語っていただいています。

田中  賢三 CTO室(@kenzo0107

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侘美 怜  CTO室(@reirei_As

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ーー本日はよろしくお願いします。まず初めにお二人のご経歴をふまえた自己紹介をお願いします。

田中:現在SREチームで、メドピアのサービスを安定して運用する仕組み作りをしています。

もともとは音楽活動に明け暮れる夢追い人のような生活をしていましたが、そこからゲーム音楽を作る仕事に興味を持ち、エンジニアとしてのキャリアをスタートさせました。音楽が好きだったことから始めたプログラミングにいつしかのめり込み、エンジニアとしてのキャリアを広げたいと思い、Webエンジニアを目指し始めました。その後、Unityを使ってiOSアプリを作ったり、サーバーサイドエンジニアとして仕事をするなど、さまざまな分野を経験してきました。

プライベートでは子どもが2人いて、子育てにも奮闘中です。

侘美:私は、大学院を卒業して新卒入社した大手複写機メーカーでソフトウェアエンジニアとしてBtoB向けのクラウドサービスを開発していました。その会社ではインフラエンジニアやサーバーサイドエンジニアといった役割の区分がなかったので、いろいろな業務に携わっておりました。業務でAWSを使う機会が多くなり、クラウド領域の新しいサービスを扱っていくことに面白さを感じたのがきっかけで、それが専門領域になる仕事をしたいと思い、メドピアにSREとして入社しました。

休日はゲームや競技プログラミングをしたり、飼っている猫と戯れることが多いです。

ーーSREチームでの現在の業務についても教えてください。

田中:私たちSREチームは「CTO室」という組織横断型の部署です。特定のサービスに属するのではなくメドピアグループが提供しているすべてのサービスの信頼性向上を担当しています。

侘美:具体的には30ほどあるサービスを約5名のメンバーで担当しています。

田中:サービスは複数あるので、それぞれのメンバーが主に担当するサービスはチーム内である程度分けています。

私は主にライフログプラットフォーム事業(*)が提供している「スギサポwalk」や「日経歩数番」といった歩数計アプリをはじめとするサービスを担当しています。期間は長いもので3年ほど携わっているものもあります。

*ライフログプラットフォーム事業:ゲーミフィケーションや医師への健康相談サービスを実装した歩数計アプリ、AI画像解析や改善アドバイスを提供する食事記録アプリ、健康食・治療食をお届けするミールデリバリ―ECなどを大手パートナー企業と展開。事業についての記事はこちら

侘美:私は今、主にかかりつけ薬局化支援サービス「kakari」「MedPeer」「ヤクメド」といった、医師や薬剤師向けのコミュニティサイトの開発にも携わっています。

サービスの社会貢献インパクトと、技術導入の積極性に惹かれて

ーーお二人が、転職を考えた理由やメドピアを知ったきっかけを教えてください。

田中:転職を考えたきっかけは、母が病気になってしまったことです。母が住んでいる地域は病院が遠くにあるため、通院するのが大変そうでした。そんな母の様子を近くで見ることで「母のように不便な思いをする人たちを少しでも減らせないだろうか」、「これまで培ったITエンジニアリングを通して、医療に貢献できるのではないか」という想いが芽生えていました。

そのような時に、プログラミングのスキルを可視化する学習プラットフォームで当社のCTO福村からスカウトを受けたことがきっかけでメドピアを知りました。母のこともあり、医療に貢献したいと思っていたタイミングだったので、メドピアには運命を感じましたね。

ーーご家族の状況も、メドピアと出会うタイミングと相まってマッチしたのですね。侘美さんはいかがでしょうか?

侘美:前職でクラウド領域の新しい技術を取り入れることができたことから、技術者としてさらに成長できる環境を求めており、その中で特に魅力を感じたのがメドピアでした。

当時、テックブログ等で各社の使っている技術について調べていたのですが、他社と比較してメドピアはGitHub Enterpriseの導入も早かったように思います。そのような新技術導入への積極性や開発のスピード感に魅力を感じました。

また、選考に進んでさまざまな話を聞く中で、医師会員のコミュニティを持つメドピアは強い業界インパクトを持っていると気づきました。ヘルステック事業は成長市場であることから、業界への影響力のあるメドピアであれば、社会貢献ができる仕事になると思いました。同時にメドピアは技術面も自分が求めていた環境であったので、仕事を楽しめそうだと思いました。

ーー実際に入社してからも、その印象の通りでしたか?

侘美:そうですね。新技術を進んで導入できる開発環境であることは間違いないと思います。その分、難しい問題にもぶつかりますが、何でも試しながら答えを探し、スピード感をもって設計ができるのがメドピアのSREの面白さだと思います。

難しいことが、面白い

ーー難しい問題と、面白さを感じたのは具体的にどんなご経験だったのでしょうか?

侘美:古いサービスのセキュリティ構成をリプレイスしたときはやはり重い難所がありましたね。

ただそれも「新しいものを取り入れる」ことから派生するものなので、面白みを感じる部分でもあります。

あとは、AWSから新しい機能がリリースされた翌日に本番環境に入れたときは開発のスピード感を実感しました。

田中:わかります!難しい一面もありますが、そのスピード感がメドピアの開発環境の良いところだと思います。

私も、社内外のどこにも知見がまだ集まっていないような新技術を導入するときは必ず壁に当たります。ノウハウはないものの過去に近い例がなかったかを調べてみたり、論文を読んでみたり、ゼロから試行錯誤することになるので「生みの苦しみ」はあります。

しかし、新しい技術を使って開発ができる面白さのほうが勝るので、楽しんで取り組んでいます。

あとは、ネイティブアプリやWebサービスなど、様々なドメインのサービスに多く携われる機会があることも、メドピアならではの面白さではないでしょうか。

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ーーサービスドメインが異なれば課題も異なると思います。メドピアには多様な「難しさと面白さ」があるということですね。

「情報収集とコミュニケーション」は習慣

ーーお二人の、仕事において欠かせない習慣があれば教えてください。

田中:確認とコミュニケーション」は意識せずとも習慣化している気がします。複数のサービスに参画しているので、タスクに漏れがないように注意しています。具体的にはスケジュールは Slack と Google カレンダーを連携してその日のスケジュールをリスト化しています。定期的に見ておきたいタスクはカレンダーに繰り返し予定として登録しておき、リストに挙がったら様子を見るようにしています。

ほかに意識していることは、プロジェクトメンバーの抱えている課題がすぐに解決できるよう自分からコミュニケーションを取りにいっています。例えば、各プロジェクトの定例会へ参加することで最新の状況をキャッチアップしたり、Slack の 未読を適宜チェックしたりしています。

そこで素朴な疑問が投げられていることもあるので 👀 :eyes:(*) を付けて、調べてコメントしたりしています。

初めてプロジェクトリーダーになった方や新入社員の方には、極力弊社のデファクトとなっている技術やアーキテクチャ等を補完できるように心掛けてコミュニケーションを取るように気をつけています。

*Slackのスタンプで「目」を表す絵文字のこと。「既読」「確認中」などの意味を指す。

侘美:私の場合は「新技術に関する情報キャッチアップと発信」が習慣になっています。

TwitterやRSSを駆使すれば色んな新情報が掘りだせるので、そこから得た情報を社内のSlackに流したり、社内で勉強会が開催されたらそこで意見交換をしています。技術志向のエンジニアが多いので、話題を出せば色んなメンバーに興味を持ってもらえて対話が始まります。

ただ、情報発信をするときは、事業に活きるのかどうかという視点も含めて発信するように意識しています。私自身もどちらかというと技術志向が強いのですが、事業と技術、両軸で見ることが大事だと考えています。

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ーーコミュニケーションや情報収集・発信が活発なのですね。コードのアウトプットのみならず、開発者同士の関係性や連携も大事にされているのが分かります。ちなみに、仕事に集中するための私生活での習慣はありますか?

田中:最近は自身の健康を気にかけるようになり、必ず体幹トレーニングをしてから仕事に臨むようにしていますね。体を温めてから仕事を始めると集中力が上がる気がするので、仕事前の習慣になってきています。

侘美:私は仕事前に飼い猫と遊ぶことで気持ちをリラックスさせてから業務に臨んでいます。(笑) その他には、競技プログラミングやゲームをしたり、読書をすることで自分の時間も大切にするようにしています。

SREチームの見本になるために

ーーお二人の、SREとしての将来像について教えてください。

田中:私は技術的に皆をリードしていけるようになりたいです。そのために必要な技術的チャレンジやチーム開発の経験をもっと積みたいと考えています。

侘美:私も田中の言葉に加えて、世の中のSREの見本となるレベルを目指したいです。

SREは新しい概念なので、SREチームのあるべき姿というのはまだ確立されていないと思っています。現状は、どうしてもインフラエンジニアの延長になりがちなので、メドピアでは「SREチームらしさとは何か」を追求して進化していきたいと思っています。

ーーメドピアのいち組織としてにとどまらず、世の中の見本にもなるようなSREチームを目指しているのですね。そうなるために今、取り組まれていることはありますか?

侘美:私たちはGitを使ってソースコードを管理していますが、そこに書かれるコメントの量と質には、特に気を付けています。どの粒度でコミットを積むか、日々メンバーのコミットを見ながら参考にしたり、コメントを入れていくようにしています。

田中:その点を私も大事にしています。数年後のメンテナンスビリティを意識している人、すなわちサービスを大事にしている人ほどレビューに対してのコメントをしっかり書くと思うので、その代表になれるように意識しています。

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▲他のメンバーが見返しても分かるよう、コミットした課題のコメントに詳細を書いておく

侘美:あとは大きな話でいうと、近年はメドピアの各サービスの拡大や増加から成長が進み、セキュリティが特に重要視される段階にあるので「AWS×セキュリティ」の強化をしていきたいです。

ーーSREチームとして、今後どのような方と一緒に働きたいと思いますか?

田中:わからないことを放っておかずに深堀り、アウトプットまでつなげられる人」です。そういう方がメドピアのエンジニアリングもリードできると思います。

侘美:新しい技術に関心がある人」や「得た知識を仲間に発信してくれる人」ですかね。メドピアはやはり技術志向の強い人にとって様々なトライができる良い環境です。各々が得た技術的知見を率先して発信し合えれば、チームとしての技術力向上に繋がります。そういった仲間が増えれば結果としてより強いサービスが作れますし、よいエンジニア組織になれると考えています。

新しい技術を感度高くキャッチし、チームの開発に、そして事業に活かしていくSREのお二人。比較的新しいヘルステック業界において必要な感覚ですね。田中さん、侘美さん、ありがとうございました!

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