約70名規模のエンジニア組織を持つメドピア。2018年と比較すると、約4倍の人数に増えています。拡大するメドピアの開発チームで活躍するエンジニアたちには、どのような特徴や共通点があるのでしょうか。
今回は、iOSエンジニアとして開発をリードする高橋伸弥さんに話を伺いました。
メンバーの紹介を通じて、メドピアのエンジニア“らしさ”をお伝えします。
髙橋 伸弥 予防医療PF事業部_Mediplat_ライフログプラットフォーム事業部 (@feb19)
キャリアを熟考して辿り着いた、人のためになるサービス作り
—本日はよろしくお願いします。早いもので入社からもうすぐ1年が経ちますね。改めて、現在のお仕事内容を教えてください。
toC向けの予防医療アプリの開発・グロースが主なミッションです。
具体的には、iOSとAndroidそれぞれのテックリードとして、コードレビューをしたり、ライブラリアップデートを計画に落とし込む役割を担っています。
担当するアプリは3つ。そのうちの一つは、自分でiOS側のコードも書かせてもらっています。
入社7ヶ月時点で「入社理由」のインタビューにも参加
—メドピアにジョインする前は、どのようなキャリアを歩んでいたのでしょうか?
実は学生のころは、作曲家を目指していました。劇伴音楽を作ったり、テレビ局向けに作曲したり、割と本格的に活動していたんです。その音楽活動のなか、Webサイト上で音楽を流すためにFlashというツールを勉強し始めたことで、Web制作への関心が高まりました。
そこで新卒で入社したのが、Webや映像制作を請け負っていた会社です。主な業務は、アプリケーションのエンジニアリングというより、演出のためのグラフィックプログラミング。当時の最先端技術に触れられる機会も多く、私のエンジニアとしての基礎を形づくってくれたのは間違いありません。
—音楽活動をされていたのは意外です!髙橋さんの技術力やデザイン力が養われる環境だったんですね。2社目への転職を決意された理由を教えてください。
次のキャリアへと転職を考え始めたのは、受託だけではなく、自社サービスの開発にも携わってみたいという思いが生まれたからです。また、当時はiPhoneが出始めた時期で、PCよりモバイルに強い会社で働きたいとも思っていました。
そして、入社したのがモバイルアプリの開発事業を展開するITメガベンチャーです。入社当初は、主力事業のサービスをサブセット化したり、エンジニア兼デザイナーとして新規事業の立ち上げをしたりしましたね。
その後は、横断組織の部門長も任せてもらいました。社内プロジェクトへのメンバーアサイン、目標設定や評価などマネジメント領域にも業務の幅を広げていきました。
多様な業務を経験し、徐々に自分のやりたいことを絞り込んできた
—マネジメントまで経験されて充実していたように思うのですが、そこから転職しようと思った背景はなんだったのでしょうか?
端的に言うと、もっと手応えを感じたいと思うようになったということでしょうか。
マネジメントはタフな一面もありましたが、視野も広がり面白かったです。一方で、2020年の緊急事態宣言以降は、リモートワーク環境でのマネジメントに課題も感じていました。
オンライン上のやりとりは、意図した通りに理解されないことも多く、“伝える”ことの難しさを痛感しました。「言葉だけではなく、コードやデザインも扱いながら語ったほうが自分には合っているんじゃないか」と考えたんです。
当時はさまざまな業務に手を広げすぎているとも思っていたので、私が強みを持てる分野に絞り、かつプレイヤーとしてパフォーマンスを上げられる環境に身を置きたい、と転職を決意しました。
—数ある企業のなかで、メドピアを選んだ理由を教えてください。
第一に、課題解決ができるサービスの開発・グロースに携わりたいという思いが根底にありました。
医療の分野は全くの門外漢でしたが、私自身や家族の年齢も上がってきていたことで、ニーズも身近に感じていたんです。
これから医療分野は事業としてスケールすると想像できましたし、純粋に世の中に求められるサービスのUIを綺麗にしたいと強く思いました。
自分でコードが書けたり、iOSアプリの開発やUI設計ができることも魅力の一つでしたが、人のためになるサービスをユーザーに届けられるというのがメドピアを選んだ一番の理由です。
ユーザー目線と職域を超える行動で、サービス作りを妥協しない
—ユーザーに良いサービスを届けるために、仕事の進め方などでこだわっているポイントはありますか?
サービスを伸ばせそうなアイデアが浮かんだら、iOSアプリのプロトタイプを作ったり、フレームワークを作って、ビジネスサイドのメンバーに意見をもらうようにしています。
デザインやマーケティングの領域に踏み込む形になりますが、エンジニアの領域は「ここまで」と自分で限界を作るのはもったいない。サービスをより良いものにするためには、職域の垣根はどんどん越えて良いと思いますし、メドピアではそれが歓迎されていると感じます。
—さまざまな視点が入ることで、より良いサービスが作れるんですね。ユーザーの声が反映されることもあるんでしょうか?
そうですね。お客様からのお問い合わせは私たちエンジニアも目を通していて、どんなニーズや課題があるのかを確認しています。
またメドピアでは複数のアプリを展開しているため、他の開発チームにも関係する機能や話題は共有することにしているんです。
そうすることで、他のアプリでもスピーディに問い合わせに回答できるし、サービスの改善につながります。
チーム全体で目線を合わせ、互いに支え合う
—高橋さんが感じるメドピア独特の文化はありますか?
一つは、情報共有の文化ですね。
私自身もそうですが、メドピアでは多くのエンジニアが複数のアプリ開発を同時進行しています。それでも各アプリで独自の機能開発も進められる理由は情報共有の文化にあると言っても過言ではありません。
情報共有が特に活かされる事例としては、先ほどのユーザーからの問い合わせの話でもお伝えしましたが、複数のアプリサービスを開発しているため、共通項を転用させることができる点です。
私も関わっている予防医療アプリ群では、共通の機能が基盤化されていて、他のアプリを作るときに転用することができます。
機能開発の側面のみならず、リスク回避の点でも情報共有の文化の強さを感じます。
たとえば毎週、モバイルエンジニアたちが一堂に会するミーティングがあって、AppleとGoogleのアプリ審査のリストやリジェクト対策を確認しています。
どんなに慎重に進めていても、ヒューマンエラーやミスが起こるリスクはゼロになりませんが、全員の目線を合わせ、サポートし合うことこそが大切です。予測できる部分は事前に共有することで、効率を最大化し、リスクを最小限にしています。
—お話を伺っていると、担当領域に捉われず、事業をグロースさせるための視点を広く持っていると感じますね。
そうですね。意識すべきは、どのようにエンドユーザーと向き合い、事業をグロースさせるかという視点だと思っています。
ユーザーが使ってくれたときや、届いたときに喜びを感じます。メドピアで働いていると、そういったメンバーが集まっているな、と感じます。
現場の声を重視しながら「事業にコミットする」意識の高さは、メドピアのエンジニア含めて、事業に携わるメンバー全員が持っていると感じます。
メドピアは事業の成長余地があり、活躍しがいのある会社
—現在はリードエンジニアとして、アプリ開発を進めていると思いますが、今後の展望についても教えてください。
まずは、現在担当する予防医療・疾患啓発アプリ群をしっかりグロースさせたいです。
これらのアプリは、未病治療がテーマ。まだ明確に病気を診断されている方でなくても「予防したい」「健康でありたい」と願う方々にユーザーになっていただきたいです。
アプリをきっかけに、毎日の歩数を増やしてもらい、心身の健康に一役立てると嬉しいですね。
あと、個人的には新規事業にも関わるチャンスがあるといいなと思っています。
—最後に、高橋さんにとって、メドピアはどんな会社でしょうか?
一言でいうと、「お医者さんが社長をやっている会社」ですかね(笑)。
というのは冗談ですが…、アプリもtoB・toC合わせて相当数を展開しているので、アプリエンジニアは活躍のしがいがあります。事業として今後まだまだ成長の余地があり、社会貢献性も高い会社です。
事業グロースにおける多角的な視点と職種をまたぐ行動力から「メドピアのエンジニア像」を体現されているなと感じました。髙橋さん、ありがとうございました!
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